「ヨガから生まれたボディワーク」
インド発祥、アーユルヴェーダ医によりタイに伝わり、 2600年の歴史を持つ手技療法。
中でもチェンマイスタイルは、ヨガのアーサナ(ポーズ)がヒントになっているものが多く、ストレッチと圧の組み合わせからなる手技は、「二人でするヨガ」「なまけもののヨガ」とも例えられます。
指の腹や手のひら全体で沈みこむようなしっかりとした圧で身体をほぐし、ゆるやかな深いストレッチを効果的に組み合わせつつ行う施術は世界一気持ちいいボディワークとして、あらためて世界中に広がりを見せています。
経絡とも通じる身体に流れるエネルギーライン(SEN)に沿って組み立てられた手技は、生命を構成する3つの要素「身体」「精神」「エネルギー」を刺激、体内のあらゆる滞り、停滞気味の状態をすみずみまで流し活性化しつつ、同時に深いリラックスと瞑想状態に誘導していきます。
ゆったりと流れるような気功の動きを取り入れた美しいアートワークでもあり、行う側にとっては心地良いセルフセラピーともなります。
タイヨガ(タイ古式)ボディワークはセン(SEN)という考え方の上に成り立っています。
身体に72,000本あるセンには生命維持に必要なエネルギーが流れており、
この流れに不調和、 また障害が生じたときにセンは滞ってバランスを崩し
、身体や精神に影響をおよぼすと考えられています。
この中でも基礎となっている重要な10本に働きかけることですべてのセンの流れをスムーズにし
バランスを取ることが目的のボディワークです。
タイヨガ(タイ古式)ボディワークはなまけもののヨガ、自分でヨガをするかわりに人がヨガを行ってくれ、
施術者も同時にヨガの効果を得ることができる(ITMチョンコール校長)。
強くリズミカルな指圧が特徴のバンコクスタイルに対し、
タイ北部のチェンマイスタイルはより伝統的なオリジナルスタイルに近いと言われており、
インドのヨガの流れを汲んだストレッチ(伸ばす動き)が多く取り入れられ、
指の腹、手のひら、肘、などを使った心地良い圧と効果的に組み合わせて構成されています。
ひとつひとつの手技は呼吸に合わせるように時間を掛けてゆっくりと行われるため痛みやもみ返しはなく、
深くリラックスした心地良い瞑想状態の中で行われます。
10本の主要なセンの内6本が脚にあることから、通常は脚のアプローチから始まります。
緊張しこわばった身体をたっぷりと時間をかけ、特にストレッチを多用してゆるめるため、
「受けるヨガ」「なまけもののヨガ」と言われ、
クライアントだけではなくセラピストもヨガに似た効果を得ることが出来るため、
別名「2人でするヨガ」とも呼ばれています。
気功の動きも加わりゆったりと美しい動きで相手に触れる芸術的なアートセラピーであり、
「千の波で身体を癒されるような施術」とも例えられます。
セラピスト側も気持ちよく施術ができるように組み立てられ、セラピスト自身の身体を守り、
継続したセルフセラピーに繋がるよう考えぬかれた優れたボディワークです。
その場への部分的なもみほぐしなどとは違い、
センを通じて全身のエネルギーラインの滞りに根本から働きかけていきます。
リンパや血行を促し、全身のだるさ、肩こり、脚のむくみ、眼の疲れなどをゆるめ、心身ともに健康な状態へ導きます。
現在、私たちは様々なストレスに囲まれながら生活することを余儀なくされていますが、
その過多なストレスが原因の現代病と言われる数十種類の不調に、
タイヨガ(タイ古式)ボディワークは効果が期待できることが分かっています(タイ衛生省調べ)